過去からの便り
『おい!懐かしい声聞かせたるわぁ!』と、突然、たんや京都の大将溝ちゃんから電話。
萩野、坂本、冨永、岡口…小学校、中学校、高校で同じクラスだった女の子達の声だ。
日頃はスリープモードになっている脳内コンピューターが、あの頃の思い出を鮮やかに脳裏に浮かび上がらせてくれた。
『あぁ〜、あんな恥ずかしい所見られてるなぁ…』
『あぁ〜、あん時いらん事言うてしもたなぁ…』
『あぁ〜、あの事は忘れてくれへんかなぁ…』
消しゴムで消せるのなら、ゴシゴシ消してしまいたい恥ずかしい過去だらけだ。
僕は一体どんな子供だったんだろう?あの頃の自分に会いたい。そして、もうちょっと生きる知恵をアドバイスしてやりたい。人と仲よくする術を教えてあげたい。ファイティングポーズを取らないでいい生き方を教えてやりたい。もっと上手に笑顔でいられる方法を教えてやりたい。
そして、彼女達と会う機会があれば、本気でお願いしたい。
『お願いやから“ハゲ”っていうあだ名で呼ぶのだけは止めて下さい。別に僕ハゲてへんし…。』
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