縣祭り

とんがり山

2008年06月05日 21:03

幼なじみのMa-君の息子から送ってもらった、縣祭りのLive写真。

久し振りに行きたいなぁ…。

夜店で『イカ焼き』と『なんば(とうもろこし)』と『アメリカンドッグ』のスペシャル3点セットを食べるのが、僕のB級グルメ縣祭りツアーです。

縣祭りはなんでか知らんけど雨降るんですよね…。晴れてても夕立降ったり。

懐かしいなぁ…なんか、お祭りの匂いがしてきます
縣祭り

「暗闇の奇祭」と呼ばれており、全国的にも珍しい行事。

宇治神社御旅所から県神社まで、猿田彦面を先導役として獅子頭二基、梵天(写真)が巡行する。途中、御旅所鳥居前、宇治大橋西詰の交差点内、県神社前にて「ぶん回し」が披露される。「ぶん回し」では獅子頭二基と梵天が道のど真ん中で勢い良く回されるが、回転に加えて、前後左右に台座が大きく揺らされる。

県神社にて御霊遷しが行われるが、周囲一帯の灯りが一斉に消灯され、暗闇神事本番を迎える。この後、再び御旅所まで暗闇の中を巡行して終了する、終了後は、梵天を形取っていた「奉書紙」が参列者に取り分けられる。

宇治の平等院の北と南に2つの神社が鎮座している。この北の橋姫神社がもっぱら縁切り祈願で信仰を集めているのに対して、南の県神社は縁結びや安産にご利益があるという。

この神社の例祭県祭りは別名くらやみ祭りともいい、真っ暗な中で行われる深夜の奇祭として知られている。この祭りが盛んになったのは大阪や堺の商人が力をつけだした江戸中期。祭りの夜は灯りが消されて真っ暗になるため、何をしてもかまわないという無礼講の夜として男女が盛り上がる祭りだったという。
しかし時代の流れとともにこの風習はすたれてしまい、今では勇壮な梵天渡御と数百件もの露店が集まる祭りとして一日中にぎわっている。

祭りの演出は準備から まずは「静」でムードを作る
祭りは午前10時の朝御饌の儀で始まる。続いて午後5時に夕御饌の儀が行われ、神楽などが舞われた後にクライマックスの梵天渡御が始まる。

梵天とは1600枚もの奉書紙を短冊に切って束ねた御幣を青竹に挟みこんだもので、およそ1メートルほどの球形。おもさは50キロを超えるという。前日に氏子たちによって作られた梵天は、御輿に乗せられて宇治神社にあるお旅所で出番をまっている。

午後11時。宇治神社の境内をはじめ、沿道の露店や町の明かりまでが一斉に消される。
その暗闇の中をふれ太鼓、猿田彦の面、雌雄の獅子頭、鏡をつけた榊などが続き、いよいよ数十人の講社の人々にかつがれた梵天御輿が観客の前に姿をあらわした。

御輿には梵天を背負うような格好で一人の若者が乗っている。いきなり「そーれっ」の掛け声とともに大きく右に御輿がゆれる。続いて左。若者は振り落とされまいと必死にふんばっている。前後左右に散々振り回されてようやく出立した御輿は、勇ましい掛け声とともに真っ暗な町を進んでいく。途中の宇治橋西詰では再び勇壮に梵天回しが行われ、約1時間かけてこちらも暗闇に閉ざされた県神社へと到着する。

ここで御輿は本殿に運ばれて渡御の儀が行われ、神霊が梵天へと移される。そして再びお旅所まで戻り、かつぎ手たちはようやくここで家へと帰っていく。

この後お旅所の梵天は再び県神社に戻って遷幸祭が行われるのだが、この行事が人目に触れることはない。

関連記事