2009年01月12日
秩父の山並み

ほんのり雪化粧した武甲山は、遠くから見ると雄大な姿をしています。
でも、近くからこの山を見ると胸が痛みます。
武甲山の石灰岩は日本屈指の良質な大鉱床で、北側斜面は採掘が進み無残に破壊されています。標高もかつて1336mあったといわれていますが、現在は三角点が1295m、最高点は1304mになってしまったそうです。
秩父は太古からの歴史のあるエリアですが、資本主義による破壊の歴史の地とも言えます。利便性を求め道路を作り、高層ビルを建てる毎に、武甲山は少しづつ消え去って行きます。
でも、その破壊の原因となる生活から離れられない自分がいるのも現実なんですよね…。
Posted by とんがり山 at 18:23│Comments(2)
│埼玉通信
この記事へのコメント
栃木県だったかなぁ。足尾銅山もそんな感じだったよ。
山に申し訳ないなぁと思いつつ、車のエアコンかけて走ってた自分。
山に申し訳ないなぁと思いつつ、車のエアコンかけて走ってた自分。
Posted by ブービー at 2009年01月13日 23:05
なぁ…そやろぉ、そう思ったやろ。
いっぺんあぁなったら、元には戻せんへんからなぁ。
でも、地元の人達は、あの山の恩恵を受けて生活してはる人がいっぱいいはるし。簡単には総括できひん問題です。
いっぺんあぁなったら、元には戻せんへんからなぁ。
でも、地元の人達は、あの山の恩恵を受けて生活してはる人がいっぱいいはるし。簡単には総括できひん問題です。
Posted by とんがり山
at 2009年01月13日 23:19
