2009年04月21日
栗原徹 物語

あんなに可愛かった栗原徹ちゃんなのに、今ではおこちゃま顔には不似合いな不精ひげ。無理やり僕の記憶のパンドラの箱を開けてみると…。
2001年、栗原徹の評価はうなぎ昇りだった。
スピードの緩急を見事に織り交ぜた華麗なステップ、気持ちが乗っているときの正確無比なプレースキック、人のいない所を探しだし、“こそっと”ごっちゃんトライを演出する嗅覚、ベビーフェイス+おこちゃま体型ゆえに敵に油断と同情を与え、その一瞬のスキを確実に笑顔で持っていくスマートさ、多くの怪我を多くの休みでカバーし、完全に治癒させるそつのなさ、ミニマムの練習量でマックスなパフォーマンスを生み出す生産効率の良さといい、どれをとっても天才の名を与えるに相応しいラグビー界のプリンス天才BK栗原徹が、ブレイクし始めようとしていた。
以下は毎ツアー、治療時間になるとかならず私と彼との間で交わされていた、お約束の会話です。
栗:『〇村さん、ちょっと診てもらえますか?』
JR:『OK!調子はどうや?』
栗:『はい、全然大丈夫です。絶好調です。』
JR:『えっ?ほんならどこか、はってるんかぁ?』
栗:『いえ、別に。』
JR:『ほんなら、どこ治療するの?』
栗:『いやぁ、ちょと右足の足首が…、あれっ、左足首かな、(自分で触ってみて)いや、違うなぁ…、やっぱり太腿です。あれっ…はってないなぁ…、あれっ、どこだったかなぁ…腰かなぁ。』
JR:『…。』
栗:『いやぁ…あのぉ…まぁ適当に全身ちょっと揉んどいて下さい。』
JR:『揉むって言うなぁ~! 治療って言え!』
栗:『すいません!わかりました。全身マッサージして下さい! 触ってもらうだけで落ち着くんです。』
JR:『いやぁ、だから、あのぉ…君ね…。俺は癒し係りとちゃう!っちゅうねん。』
栗:『すいません! でも、はい、適当にお願いします。とにかく触って下さい。』
JR:『栗…、おまえヤバくない?』
本当に礼儀正しく素直なかわいい(?)栗原選手ですが、一旦グランドに立つとみなさんもご存知のように、すごいビッグプレーを連発するのです。僕はその姿を見る度、頭の中は??????が行き交い、その大きなギャップに驚かされます。
試合後…。
『〇村さん! おかげさまで、いつも〇村さんが精神的に鍛えてくださってるので、今日もいい試合ができました! 本当にありがとうございました。ニコッ。』
本当に礼儀正しく素直でかわいい、ラグビー界のプリンス“栗原徹ちゃん”です。
後日談…。
慶応卒の某CTB(サントリー神戸→リコー)と某WTB(サントリー→サントリーフーズ)の選手二人が言ってました。
『〇村さん、なんか栗が言ってたんですけど、いつも〇村さんが固い事ばっか言うから、試合前硬くなっちゃうんだよねぇ~』って…。
……ほぉ~っ、そうなんですか、プリンス栗原徹ちゃん。

人/年齢並み以上に光り輝いています。
笑いのおもちゃ箱みたいな男です。
結構イケてます!
Posted by とんがり山 at 12:34│Comments(0)
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